本質

ちょうど20年前に、カナダで1年暮らしていました。
その1年間、トレーニングジム(ボディビルジム)に通ってました。
インストラクターはいなくて、それぞれ独自に行うスタイルでした。
言葉は通じないし、体は小さいしで孤立してました。

なんとなく、居心地の悪さを感じながら通っていましたが、
だんだん気づいたのは、俺の使ってるマシンの周りには誰もいない。
他のマシンの周りでは、他人同士が集ってる。なんだよ~って思ったけど・・・
観察してるうちに気付いた。
みんなはノートを片手に、メニュー通りマシンを使い、セット間のインターバルに別の人が使う。
そのメニュー・計算式がどうやら共通認識らしいと気づいた。
俺は、思い付きでマシンを使い休憩していたので、みんなは合わせられないんだと思った。

親に頼んで、ボディビルの専門書を送ってもらい計算式を覚え、マナーやルールを知った。

そして、ノート片手に覚えたての計算式でトレーニングを始めた。
結果はすぐに出た。頼んでもいないのに、サポートに付いてくれて、ウェイト交換も手伝ってくれた。
フォームを見てくれたり、見てあげたりと一緒にトレーニングしてた。
仲間になるのに、体の大きさ(他のスポーツでは技術かな)は関係なかった。
本質を知っていれば、すぐに仲間になれた。

乗馬でそれを伝えたいなぁと思ってます。
馬に上手に乗れても、馬装が雑で馬を傷つけていたら本質がずれていると思う。
なにかに驚いて暴れたり、暴走する馬を乗りこなしてドヤ顔する人いるけど、
馬は驚きたくないんだから、そうならない事に集中するべきだし
暴走されてたらダメでしょ・・・
上手に乗れても、一緒に乗りたくない人になりたくないですからね。

Ken2

 

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